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【実施報告】第131回 丸和ソーシャルビジネス研究会 「イノベーションへの挑戦」

2026年6月12日

事務局

第131回丸和ソーシャルビジネス研究会は、大阪大学フォーサイト(株) エバンジェリストの竹林一氏を講師に「イノベーションへの挑戦」と題して5/23(土)にオンラインで開催されました(参加者38名)。

今回の講演では、オムロンで数々の新規事業を手がけ、構造改革を主導してきた竹林氏の経験に基づいた、イノベーションの本質と実践手法について紹介いただきました。
竹林氏はイノベーションを「社会的課題の解決」ととらえ、単なる技術的ブレイクスルーや収益追求ではなく、社会に存在する課題を起点にすることが、持続的なイノベーションを生む原点であると説きます。

イノベーションをゼロから生み出すのは困難ですが、既存のものや事業の見方を転じる「軸を変える(リフレーミング)」ことで、大きな変化を生み出せる、と竹林氏は強調します。
「動物を見せる」から「動物の行動を見せる(行動展示)」へ転換し廃園の危機からV字回復を遂げた旭山動物園の例や、竹林氏自身が推進した自動改札機の事業転換、そして10年赤字が続いたEMS(受託製造)会社を「九州一の旅館」(サービス業)を目指すことで再建したエピソードは印象的でした。

そして、竹林氏は「起承転結」人材モデルを示しました:起(クリエーション)、承(グランドデザイン)、転(リスク管理・運用設計)、結(オペレーション)。
イノベーションにおいて重要なのは、「クリエーション(起・承)」と「オペレーション(転・結)」の相互理解と連携であると強調します。ここを繋ぐのが「承」の役割であり、承人材の育成が鍵と強調されました。

質疑応答では、「どう人を集め、どう動かすか」という問いに、能力(スキル)よりも先に『共感(ウィル)』を置くことが強調され、志に共感する人を核にチームを作り、必要に応じて専門スキルを持つ人材を呼び込むーこの順番を誤るなかれと説かれました。
また、組織での巻き込み力について、正規ルート(武士的な手続き)を守りつつ、柔軟に立ち回る(忍者的なアプローチ)、つまり武士と忍者の使い分けが語られました。
さらに「未来予測ではなく未来への意志」の大切さへと議論は及び、実践論から本質論まで意見が交わされ、ELPASO会員にとって非常に興味深いものとなりました。

丸和ソーシャルビジネス研究会の講演・議論のまとめは、会員限定ページに掲載しています。



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