2021年4月8日
第8回 丸和ソーシャルビジネス賞募集要項(2021)
(旧優秀プロジェクト賞)
公益財団法人
丸和育志会
【趣旨】
利を生まない法人は存続できず、社会に貢献しない法人には存在価値がない。その法人の経営者には、社会に対する広く深い理解と志、事業継続の強かな計算、実際行動に踏み出す勇気が求められる。当公益法人のソーシャルビジネス支援事業は、利の追及と社会貢献 のバランスを崩すことなく、起業等の新規プロジェクト実行者を支援し、“自分で考え、仲間を作り、実践する”経営者の育成を通じて、社会の活性化を図る。
【募集について】
1.応募資格;以下の条件をすべて満たす者
ア. | 丸和育志会理念(参考資料1.参照)及び上記趣旨に賛同し、新規プロジェクトを実際に立上げようとする者 | |
イ. | ELPASO会員(入会費&年会費無料、入会手続きは簡単です 参考資料3.参照) | |
ウ. | [受賞者の誓約事項](下記参照)を完全に履行する者 |
※丸和ソーシャルビジネス賞は何度でも応募できます。ただし一度受賞された方は、同一事業の新規プロジェクトではなく、異なる事業の新規プロジェクトで応募してください。
2.合格予定者数 5名
給付対象者は新規プロジェクトに責任を持ち、目標達成の中心となって行動する個人
(法人格取得後の応募も可能です)
3.選考基準
第1次審査:志・独創性・説得性
最終審査 :志・独創性・説得性+具体性
4.支援給付金 100万円/人 総額500万円(5名x100万円/人)
5.応募方法及び選考フロー(提出された募集関連書類は返却しない)
ア.応募
提出期限:2021年6月6日(日)「新規プロジェクト申請書」(ここからダウンロード)の提出
応募者はメール〔件名:第8回丸和ソーシャルビジネス賞応募〕に「新規プロジェクト申請書」を添付送信 〔宛先:info@elpaso.or.jp〕
上記申請書の書類審査で選考された応募者は、第一次審査へ
(審査基準;志・独創性・説得性)
イ.第一次審査:2021年6月13日(日)13:00 オンライン開催
本人自身のプレゼンテーション(第一次選考基準:志・独創性・説得性)
10月17日(日)開催の最終審査会で合格可能性があると認められた者10人程度を選考(以後、応募者を『申請者』と呼ぶ)
ウ.プロジェクト実施計画の策定:2021年6月14日(月)~2021年9月30日(金)
申請者はプロジェクト内容を主体的且つ多面的に検討し、実施計画を策定する
申請者が希望すれば、事業計画立案と実施スケジューリングのアドバイスを目的とするメンターを割り当てる
エ.最終申請:提出期限 2021年9月30日(木)
上記申請者のうち、プロジェクト実施計画の実行を決断した受賞希望者は、「第8回丸和ソーシャルビジネス賞(2021)表彰申請書」(事務局より申請書様式を送付)を提出
オ.第8回丸和ソーシャルビジネス賞(2021)最終審査選考会
2021年10月17日(日)PM オンライン審査
(選考基準:志・独創性・説得性+具体性)
当日の審査選考要領は事務局より連絡
合否結果の通知 最終審査選考会後3日以内に申請者各人宛にメールで通知
カ.丸和ソーシャルビジネス賞授与式
2021年10月31日(日)13:00~ 渋谷エクセルホテル東急(変更になりました)
2021年11月28日(日)15:00~18:00 オンライン
表彰状及び副賞賞金授与、賞金振込は2021年11月末
当日は今年度の奨学生証授与式及びELPASO会の同窓会も兼ねて開催
6.フォローアップサポート
フォローアップ支援金 30万円/人 最大5人/年
受賞後1年以上経過し、当該プロジェクトの具体化過程で追加支援を希望する者にはフォローアップ支援金を給付する場合がある
詳細説明は、「2021年度事業計画説明会」2021年4月24日(土)
【受賞者の誓約事項】
- 受賞者は支援金の入金確認後「支援金領収書」を事務局へ郵送する
- 氏名・メールアドレスに変更があった場合は、事務局へ連絡する
- 1年後及び2年後に実施状況を報告する(報告要領は事務局より連絡)
それ以降も可能な限りサポートを引き出し、プロジェクト遂行・目標達成に努める - 虚偽記載書類の提出、及び受賞プロジェクトを実行に移さず計画段階で中止し、且つその理由に妥当性が認められない場合は支援金を返還すること
- 受賞後もELPASO会員として積極的に参画し、丸和ソーシャルビジネス研究会等で培う人脈も活用して経営者としての人間力向上に努める
【個人情報について】
当公益法人への応募に関する個人情報を、本人の同意なしに第三者に開示・提供することはありません(法令などにより開示を求められた場合を除く)
【問合せ先】
公益財団法人 丸和育志会 事務局
〒168‐0065 東京都杉並区浜田山3-33-18 内藤ビル202号
担当 日比野 雅夫(事務局長)
HP https://maruwa-ikushi.org
e-mail info@elpaso.or.jp
以上
(参考資料1)公益財団法人丸和育志会の理念
明治時代、札幌農学校の生徒に対してクラーク博士が発したメッセージ“Boys, be ambitious (少年よ、大志を抱け)”が、現在も多くの日本人の心に浸透している事実は、日本文化が《志》に高い価値を認める証左である。自己中心の快い願望である夢と異なり、《志》には、個人の願望を超え多くの人の夢や願望をも叶えてやろうとの気概、すなわち未来への強く厳しい挑戦意志が存在している。21世紀のグローバル化・超複雑化社会、特に80年代に一定の豊かさを実現した後、閉塞状況から脱け出すために必要な内部パワーを生み出せない日本では、挑戦に値する目標を持てない人間が溢れている。元々、《志》には使いきれない富の蓄積に人生のすべてを捧げる愚かさの指摘が含まれているが、手段に過ぎない富が目標としての分かり易さから目的に変質し、《志》がもたらすはずの深い満足感の喪失状態が続いている。一方《志》は、富や名誉を求める心を卑しいものとする清貧志向文化を是とせず、富なしには個人の幸せも社会の発展もない現実を十分認識している。“富と志のバランス”の社会的コンセンサスこそ、日本文化が21世紀の世界に影響を与える可能性のあるコンセプトである。《志》ある事業の推進・継続により、相応の富・本来の意味の栄誉と不朽の名声獲得に邁進する人材を輩出し、社会・世界に貢献することが、公益財団法人丸和育志会の《志》である。
行動指針;『自分で考え、仲間を作り、実践する』
(参考資料2)ソーシャルビジネス支援事業方針
インターネットの浸透と社会・経済のグローバル化、それに対する政治の影響力拡大は世界を益々複雑化し解決困難な社会問題が次々と発生している。この状況下での課題達成には〔トップの強いリーダーシップ+ピラミッド組織〕が有効、というメッセージが一定の賛同を得ているものの、それは新たな問題〔万能のトップの出現願望+指示待ち集団風土〕を生み出している。
今後のパワーの中心は、大組織の中で与えられた役割を粛々と果たす行動から、プロジェクトマネージャー・イントラプレナー・アントレプレナー等を主体的に担おうとする多様な人材の行動へと移りつつある。そこでのキーワードは、創造力・構想力・実行力であり、人間理解と豊かな人脈を基本とする新しいマネジメントスタイルと、多面的で柔軟な思考がもたらす『実践知』がそれらを支えることとなる。その実践行動の先には、〔「個」重視の欧米/「和」重視の日本を止揚したカルチャー〕構築への動きも十分想定可能となる。
以上の認識から、公2事業は次の方針に従って推進する。
1.社会に貢献するソーシャルビジネスを企画・構想し、困難を乗り越えて実現・経営しようとする志を持つ人々に対し、知的/経済的支援を行う。
2.自分で考え、仲間を作り、実践する行動を通じ、個人-組織-事業-社会の関係の理解を深め、自己責任と共助の豊かなネットワークの実現を図る。
(参考資料3)ELPASO会
ELPASO会とは、経営者の成長と経営実学の進化・深化を通じてソーシャルビジネス支援事業の効果的効率的推進を目的に活動している会員組織である。
ELPASOとは下記の意味のアクロニム(頭字語)で、実践経験豊富な経営者の実践知中心のソーシャルビジネス研究会を8年間80回にわたって実施している。
当公益財団法人のHPに研究会タイトル一覧があるので是非ご覧ください。
E:Entrepreneur 起業家魂こそ社会発展の原動力
L: Liberty 自由に好きな仕事をして社会貢献
P: Professional プロのネットワークが時代を切り開く
A:Ambition 豊かな人生は高い志から
S:Systems-Approach システムとして捉える力が洞察のキー
O:Open-Mind 真のパワーはオープンな組織風土から
会員の種別と入会手続き
1.種別;
ア.一般会員(入会手続きは2.に記載)
イ.受益者会員:奨学生/受賞者
ウ.プロジェクト支援会員:メンター等プロジェクトを知的側面から支援する者
エ.フェロー会員:20 万円以上寄付をした者(公益法人HP支援者欄にその名を記す)
オ.法人関係会員:丸和育志会の理事/監事
2.一般会員入会手続;
丸和育志会理念に賛同し入会を希望する者は、入会申請書に必要事項(氏名/メールアドレス/理念賛同確認マーク/現会員の推薦人氏名1名)を記入し、法人事務局に提出(入会費・年会費不要、現会員に知己のいない方は事務局にご相談下さい)
3.会員の特典;
ア.丸和ソーシャルビジネス賞への応募
イ.丸和ソーシャルビジネス研究会への参加
ウ.特定課題に対するWeb上での研究チームへの参加