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【実施報告】第124回 丸和ソーシャルビジネス研究会 ──祭りで日本を元気にする 〜伝統文化を未来につなぐソーシャルビジネスの挑戦〜──
2025年10月10日
事務局
第124回丸和ソーシャルビジネス研究会は、加藤優子氏(株式会社オマツリジャパン代表取締役)を講師に9/27(土)にオンラインで開催されました(参加者22名)。
今回の講演では、日本に約30万あるお祭りが危機に瀕していると、祭りの情報発信から運営支援、地域活性化の企画まで10年以上取り組んでいる加藤氏から、孤軍奮闘の起業初期から、コンテストでの連続受賞と株主獲得、そしてチーム編成と、困難を乗り越えた生のストーリーをシェアいただきました。
そして事業として祭りをサポートする難しさと工夫についてお話しいただきました。
さらに、祭りで儲けようとするところから儲けるという助言から、ビジネスモデルを転換し、企業などからの売上やキャスティングなど事業を発展させておられ、Osaisen(ネットの投げ銭)やSupportersClubなどに着手していることを紹介いただきました。
質疑応答では、個別地域での祭りとの関わり方、海外と日本の違い、企業との関わりと祭りへの貢献、本分野の先駆者としてのチャレンジ、希望の持てる祭りとそうでないものなど、地域や自治体・企業と協働しながら祭りを未来へと受け渡す仕組みを中心に意見が交わされ、ELPASO会員にとって非常に興味深いものとなりました。

丸和ソーシャルビジネス研究会の講演・議論のまとめは、会員限定ページに掲載しています。