2023.4.3

2023(R5)年度丸和奨学生募集要項
『自己開発チャレンジ奨学金』

                                        公益財団法人
丸和育志会 

【趣旨】

社会に貢献する高い志を持ち、将来の日本と世界を担う人材の育成を図る。特に、『人間の心身の健康』(個人・組織・社会の健康・健全性の実現)に関連する知識・知性の獲得と行動意欲を持つ学生を選考し、本人の成長に必要な奨学金を給付する。

 

【募集要項】

1.応募資格;上記【趣旨】に沿う学生で、原則として以下の条件を満たす者

ア. 丸和育志会指定大学の学部生及び大学院生(学部4年生、大学院2年生は除く)で、有能な社会人に成長したいという意欲を強く持ち、将来社会で活躍するために在学中に自己開発計画(3.自己開発計画について参照)を実施しようとする志を持つ学生。
イ. 日本国籍を有する者
ウ. 他の奨学金制度との併願及び併用可 また卒業後の就職等に関する条件は特にない

 

2.合格者数と給付額;本奨学金は、本人提出の自己開発計画実現費用として給付

合格予定者 ;学部生、大学院生 合計16名
奨学金給付額 ;学部生、大学院生とも50万円/人 給付型(返済義務なし)奨学金

 

3.自己開発計画について

本奨学金を活用し、有能な社会人に成長するため、在学中に是非やってみたい、経験してみたいと思うことを自由な発想で計画し、自己開発計画書に表現してください。実施時期は本選考終了(2023.9)以降に開始し、必ず在学中(学部/大学院)に完了する計画とする。

 

4.応募(応募提出書類は返却しない)

ア.

応募提出書類 
① 奨学生願書 (当公益法人指定様式)
② 奨学生推薦書(当公益法人指定様式)
③ 自己開発計画書
 表現スタイルは自由、ただし以下の内容を明確に記述すること
   ・背景と狙い(実施後のイメージ)・実施時期 ・奨学金の使途 
 指定大学担当部署を通じて電子ファイルで送信のこと。応募提出書類は返却しない。

イ. 提出期限 2023.7.31(月)(当公益法人事務局必着)

 

5.選考スケジュール(応募から決定・給付まで)

  4月上旬 各指定大学へ募集要項送付、 学生への告知・募集開始
   ~ 学内選考
  7.31(月) 各大学より応募者申請期限
  8.21(月) オンライン接続テスト(最終審査選考会と同一環境での)
  8.26(土) 最終審査選考会(オンライン) (当法人選考委員会による)
自己開発計画書の内容を、パワーポイント等を用いて分かり易く説明(説明10分、質疑応答10分程度)
  9月初旬 奨学生最終決定 各大学宛て合否通知
  11.18(土) 丸和奨学生証授与式(場所;都内ホテル 旅費は実費支給)
丸和ソーシャルビジネス賞との合同授与式
  11.30(木) 奨学金振込(本人名義口座に限る)

自己開発計画実施スケジュール上、9月 or 10月の振込を希望する場合は、当法人事務局へ連絡のこと。尚、奨学生は奨学金入金確認後、各大学担当部署を通じて「奨学金領収書」を当公益法人事務局へ提出のこと

6.自己開発計画実施とフォローアップ

自己開発計画実施後1ヵ月以内に自己開発計画実施報告書を作成し各大学担当部署経由で提出すること。尚、2024年3月末時点で未完了の場合にはその時点での進捗状況を報告すること。

全員の進捗状況を考慮の上、開催する「自己開発計画実施報告会(オンライン)」に参加し結果を報告すること(大学担当者も参加)。

7.丸和育志会奨学生の誓約事項

ア. 下記項目に該当する場合、奨学生は、指定大学担当部署を通じて直ちに当公益法人事務局へ連絡すること
①留年、休学、停学、退学したとき
②留学、転学や進学予定を変更したとき
③自己開発計画内容を実施しない、或いは内容を大きく変更するとき
奨学生は、奨学生証授与式終了後、丸和奨学生同窓会員及びELPASO会員(資料.3参照)として、さらなる人脈形成、自己開発、自己成長に努めること
奨学生は在学中、卒業後を問わず、氏名、住所、メールアドレス、その他重要事項に変更があったときは直ちに当公益法人事務局へ連絡すること

 

8.奨学生資格の取消と奨学金返還について

奨学生証授与並びに奨学金支給後、「自己開発チャレンジ奨学金」の【趣旨】に合致しないと認められる場合、または募集要項に掲げる応募資格の欠格、奨学生として遵守要求事項違反並びに誓約事項違反が判明した場合には、丸和奨学生資格を取り消し、奨学生証並びに給付済み奨学金の返還を求めることがある。

 

9.その他個人情報について

当公益法人奨学金への応募に際してお預かりする個人情報を、本人の同意なしに第三者に開示・提供することはありません(法令などにより開示を求められた場合を除く)

 

【問合せ先】

公益財団法人 丸和育志会 事務局
〒168‐0065 東京都杉並区浜田山3-33-18 内藤ビル202号
担当    中村 正(専務理事)
HP          https://maruwa-ikushi.org
e-mail     info@elpaso.or.jp

 

(資料1公益財団法人丸和育志会の理念

明治時代、札幌農学校の生徒に対してクラーク博士が発したメッセージ“Boys, be ambitious (少年よ、大志を抱け)”が、現在も多くの日本人の心に浸透している事実は、日本文化が《志》に高い価値を認める証左である。自己中心の快い願望である夢と異なり、《志》には、個人の願望を超え多くの人の夢や願望をも叶えてやろうとの気概、すなわち未来への強く厳しい挑戦意志が存在している。21世紀のグローバル化・超複雑化社会、特に80年代に一定の豊かさを実現した後、閉塞状況から脱け出すために必要な内部パワーを生み出せない日本では、挑戦に値する目標を持てない人間が溢れている。元々、《志》には使いきれない富の蓄積に人生のすべてを捧げる愚かさの指摘が含まれているが、手段に過ぎない富が目標としての分かり易さから目的に変質し、《志》がもたらすはずの深い満足感の喪失状態が続いている。一方《志》は、富や名誉を求める心を卑しいものとする清貧志向文化を是とせず、富なしには個人の幸せも社会の発展もない現実を十分認識している。“富と志のバランス”の社会的コンセンサスこそ、日本文化が21世紀の世界に影響を与える可能性のあるコンセプトである。《志》ある事業の推進・継続により、相応の富・本来の意味の栄誉と不朽の名声獲得に邁進する人材を輩出し、社会・世界に貢献することが、公益財団法人丸和育志会の《志》である。

   行動指針;『自分で考え、仲間をつくり、実践する』

 

(資料2)給付型奨学金事業方針

長い歴史を持つ官・民の奨学金支給事業を取り巻く環境は、日本社会においても今や大きく変化した。第1は、社会人としてのスタート時点で奨学金返還義務を負う奨学生は、大きなハンディキャップを背負うという機会不平等が大きくなったことであり、第2は、高等教育機関を卒業することが卒業後の社会的ポジションを保証するものとはいえなくなったことである。特に後者は、人間に限りなく近づき追い越そうとするコンピュータが持つ様々な影響力とも深い関係がある。人間がA I に支配される状況を防ぐには、『人間の心身の健康』についての本質的な知を深め、その実現に役立つ〔多面的で柔軟な思考力/創造力〕と〔人間理解をベースにした主体的行動力〕が強く求められる。

以上の認識から、公1(給付型奨学金)事業は次の方針に従い推進する。
1.個人や組織・社会の健康/健全性実現に対する関心が強く、社会貢献の高い志を持ち、知識・知性を獲得しようとする奨学生を選考する。
2.支給する奨学金は、今後とも「返還義務のない給付型奨学金」とする。

 

(資料3ELPASO

ELPASO会とは、経営者の成長と経営実学の進化・深化を通じてソーシャルビジネス支援事業の効果的効率的推進を目的に活動する会員組織である。ELPASOとは、下記の意味のアクロニム(頭字語)、実践経験豊富な経営者の実践知中心のソーシャルビジネス研究会を10年間90回以上にわたって実施している。
学生の皆さまも、当公益財団法人HPの研究会タイトル一覧を参考に、興味ある研究会には遠慮なくご参加ください。

E:Entrepreneur      起業家魂こそ社会発展の原動力
L:Liberty         自由に好きな仕事をして社会貢献<
P:Professional       プロのネットワークが時代を切り開く
A:Ambition         豊かな人生は高い志から
S:Systems-Approach   システムとして捉える力が洞察のキー
O:Open-Mind            真のパワーはオープンな組織風土から