2021年4月8日
2021年度奨学生募集要項
公益財団法人
丸和育志会
【趣旨】
社会に貢献する高い志を持ち、現在及び将来の日本と世界を担う人材の育成を図る 特に、『人間の心身の健康』(個人・組織・社会の健康/健全性の実現)に関係する知識や知性の習得・研究に意欲を持つ学生を選考する(経済的理由から修学に支障のある学生には配慮)
【募集について】
*下記の申請者区分(新規/継続)を明記してください。
・新規申請者:当公益法人から奨学金を給付されたことのない申請者
・継続申請者:当公益法人から過去に奨学金を給付された申請者
1.応募資格;【趣旨】に沿う学生で以下の条件を満たす者
ア. | 丸和育志会指定大学の学部3、4年生、及び大学院修士1、2年生 但し学部4年生は修士課程への進学、修士2年生は博士課程への進学予定者に限る |
イ. | 学業優秀に加え、自主的行動力のある者 |
ウ. | 原則として日本国籍を有する者 |
エ. | 学費の支弁が困難と認められる者(判断基準は各指定大学内基準適用可)は、その内容を明記のこと |
オ. | 他の奨学金制度との併願、及び併用可 また卒業後の就職に関する条件は特にない |
2.支給額;学部生、大学院生とも年額50万円/人(返済義務のない給付型)
ア.給付期間は1年間(4月~翌3月)、2年間まで継続申請を認める
イ.継続申請が認められた場合は100万円(2年間)/人となる
3.採用予定数
学部生、大学院生 合計14名
4.応募方法;応募は大学担当部署経由で行うこと(直接応募は認めない)
ア.提出書類(大学担当部署を通じ、電子ファイルにて送信のこと)
①奨学生願書(当公益法人指定様式)
②奨学生推薦書(当公益法人指定様式)
③成績証明書
④課題論文(400字詰め原稿用紙4,5枚程度、自由記述、日本語で手書きのこと)
課題:『私の考える「社会」貢献』 ⇒ 6.課題論文補足説明参照
(提出された応募書類は返却しない)
イ.電子ファイル提出期限(当公益法人事務局必着):2021年7月31日(土)
5.募集から決定・給付まで
4月上旬 | 各大学へ募集要項送付、各大学にて告知・募集開始 | |
7/31(土) | 学内選考を経て各大学より応募申請期限 | |
8/29(日) | 当公益法人選考委員会による 面接選考(オンライン面接) | |
9月上旬 | 奨学生最終決定 各大学宛てに合否結果通知 | |
9月末 | 奨学金一部振込 | |
(変更になりました) 15:00~18:00 奨学生証授与式(オンライン) 丸和ソーシャルビジネス賞・ELPASO会同窓会との合同授与式 |
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11月末 | 奨学金残額振込(奨学生は、9・11月の振込額計50万円の入金確認後、各大学担当部署を通じて、「奨学金領収書」を当公益法人事務局へ提出のこと) |
6.課題論文補足説明
観念的な「社会貢献」を具体化するには、先ず自分が意識する「社会」を明確化した上で具体策を考える必要があります。例えば、貧しい子供を救いたいという立派な志を持っていたとしても、貧しい子供は東京にも福島にもアフリカ、インドにもいるわけですから、能力に限りある個人としては自分がこだわりを持つ「社会」に働きかけることになります。自分が何らかの貢献をしたい、と強く考える「社会」に関する思い、感情、知識、経験、理由等を振り返り、現時点で頭に浮かぶ社会貢献行動イメージを自由に述べてください。
【丸和育志会奨学生の誓約事項】
1.奨学生が次のいずれかに該当する場合は、直ちに当公益法人事務局へ連絡すること
ア.留学、休学、転学するとき
イ.留年、退学したとき
ウ.停学、その他の処分を受けたとき
エ.大学院修士課程、博士課程への進学予定を変更したとき
オ.氏名、住所、メールアドレス、その他重要事項に変更があったとき
イ.ウ.エ.については、給付済み奨学金の返還を求める
2.奨学生証授与式終了後、同窓会に入会すること 特に卒業後は、社会人として 【趣旨】に基づく行動を継続すること(氏名・メールアドレスは常に更新連絡のこと)
【個人情報について】
当公益法人奨学金への応募に際してお預かりする個人情報を、本人の同意なしに第三者に開示・提供することはありません(法令などにより開示を求められた場合を除く)
【問合せ先】
公益財団法人 丸和育志会 事務局
〒168‐0065 東京都杉並区浜田山3-33-18 内藤ビル202号
担当 日比野 雅夫(事務局長)
HP https://maruwa-ikushi.org
e-mail info@elpaso.or.jp
(参考資料1)公益財団法人丸和育志会の理念
明治時代、札幌農学校の生徒に対してクラーク博士が発したメッセージ“Boys, be ambitious (少年よ、大志を抱け)”が、現在も多くの日本人の心に浸透している事実は、日本文化が《志》に高い価値を認める証左である。自己中心の快い願望である夢と異なり、《志》には、個人の願望を超え多くの人の夢や願望をも叶えてやろうとの気概、すなわち未来への強く厳しい挑戦意志が存在している。21世紀のグローバル化・超複雑化社会、特に80年代に一定の豊かさを実現した後、閉塞状況から脱け出すために必要な内部パワーを生み出せない日本では、挑戦に値する目標を持てない人間が溢れている。元々、《志》には使いきれない富の蓄積に人生のすべてを捧げる愚かさの指摘が含まれているが、手段に過ぎない富が目標としての分かり易さから目的に変質し、《志》がもたらすはずの深い満足感の喪失状態が続いている。一方《志》は、富や名誉を求める心を卑しいものとする清貧志向文化を是とせず、富なしには個人の幸せも社会の発展もない現実を十分認識している。“富と志のバランス”の社会的コンセンサスこそ、日本文化が21世紀の世界に影響を与える可能性のあるコンセプトである。《志》ある事業の推進・継続により、相応の富・本来の意味の栄誉と不朽の名声獲得に邁進する人材を輩出し、社会・世界に貢献することが、公益財団法人丸和育志会の《志》である。
行動指針;『自分で考え、仲間を作り、実践する』
(参考資料2)給付型奨学金事業方針
長い歴史を持つ官・民の奨学金支給事業を取り巻く環境は、日本社会においても今や大きく変化した。第1は、社会人としてのスタート時点で奨学金返還義務を負う奨学生は、大きなハンディキャップを背負うという機会不平等が大きくなったことであり、第2は、高等教育機関を卒業することが卒業後の社会的ポジションを保証するものとはいえなくなったことである。特に後者は、人間に限りなく近づき追い越そうとするコンピュータが持つ様々な影響力とも深い関係がある。人間がA I に支配される状況を防ぐには、『人間の心身の健康』についての本質的な知を深め、その実現に役立つ〔多面的で柔軟な思考力/創造力〕と〔人間理解をベースにした主体的行動力〕が強く求められる。
以上の認識から、公1(給付型奨学金)事業は次の方針に従い推進する。
1.個人や組織・社会の健康/健全性実現に対する関心が強く、社会貢献の高い志を持ち、知識・知性を獲得しようとする奨学生を選考する。
2.支給する奨学金は、今後とも「返還義務のない給付型奨学金」とする。
(参考資料3)ELPASO会
ELPASO会とは、経営者の成長と経営実学の進化・深化を通じてソーシャルビジネス支援事業の効果的効率的推進を目的に活動する会員組織である。ELPASOとは、下記の意味のアクロニム(頭字語)、実践経験豊富な経営者の実践知中心のソーシャルビジネス研究会を8年間80回にわたって実施している。
当公益財団法人のHPに研究会タイトル一覧があるので是非ご覧ください。
E:Entrepreneur 起業家魂こそ社会発展の原動力
L:Liberty 自由に好きな仕事をして社会貢献<
P:Professional プロのネットワークが時代を切り開く
A:Ambition 豊かな人生は高い志から
S:Systems-Approach システムとして捉える力が洞察のキー
O:Open-Mind 真のパワーはオープンな組織風土から
会員の種別と入会手続き
1.種別;
ア.一般会員(入会手続きは2.に記載)
イ.受益者会員:奨学生/受賞者
ウ.プロジェクト支援会員:メンター等プロジェクトを知的側面から支援する者
エ.フェロー会員;20万円以上寄付をした者(公益法人HP支援者欄にその名を記す)
オ.法人関係会員:丸和育志会の理事/監事
2.一般会員入会手続;
丸和育志会理念に賛同し入会を希望する者は入会申請書に必要事項(氏名/メアド/理念賛同確認マーク/現会員の推薦人氏名1名)を記入し、法人事務局に提出
(入会費・年会費不要、現会員に知己のいない方は事務局にご相談下さい)
3.会員の特典
ア.丸和ソーシャルビジネス賞への応募
イ.丸和ソーシャルビジネス研究会への参加
ウ.特定課題に対するWeb上での研究チームへの参加